秋の夕暮れ。いつも目にする夕暮れは、夕日の赤が海を染めています。が、この日はなぜか雲の影がくっきり一本の筋となって、夕焼けの赤さと一緒に海を染めていました。余り見かけない光景です。海は空の鏡。雲の影はそのまま海に反映され、太陽光線が雲間から射し込む光景は、いつ見ても感動します。葛飾北斎は森羅万象の絵師と云われたと聞いています。もし北斎がこの景色を描いたら、どのような絵になったでしょう?今となっては無理な話ですが、見てみたいと思いました。