2017年9月9日(土) 10:41
笑福亭鶴瓶

「笑福亭鶴瓶論」なる本が先月発刊された。一気に読む。2点心に残った。

@鶴瓶の「家族に乾杯」、タモリの「ブラタモリ」どちらも同じようにブラブラしてるようで全く違うとタモリが言う。こちらは垂直の番組、鶴瓶は水平の番組、つまりタモリは街の歴史や地形の変遷などに興味を示し、鶴瓶はそこに今住んでる人にフォーカスしていくと。なるほど世の中、縦のつながりと横のつながりでできている。つながりを求めることでは同じ番組だが方向が違う。初対面の人や子供にも警戒されない鶴瓶の人柄はまさに横のつながりづくりにピッタリだ。

A大衆性とコアな部分の同居、それはまさに鶴瓶そのものだ。「一番大事なのは時代と一緒に生きることだと思うんです。時代を連れて行かないと落語は衰退します。」伝統文化が残るためには徹底して社会に合わす。社会とともに歩む。同時に徹底してコアな部分を大切にする。多少の矛盾があっても、どちらも大事にする姿勢が重要ということだ。