2017年5月24日(水) 9:01
七海さんの活躍

私は仲間の腹笑亭七海さんのファンである。プロではなくアマであるが、プリズムで年2回開催される落語「八尾寄席」も早10回を数え、回を重ねるごとにお客さんが増え立見席まで出る始末。次回を楽しみにしている方もおられ、地元に溶け込んできたことがなんとも嬉しい。

 ところで、2月12日に八尾市福祉会館で「八尾シルバ−連生き活き倶楽部」の集まりがあり、七海さんが招かれ「鯛」を演じた。この話は、桂三枝師匠の創作落語で鯛を擬人化した人情話である。

「生簀の中で多くの鯛が生活をしている。しかしいつ何時網で掬われ生け作りの身になるかの厳しい世界。そんな中で長年捕まることもなく生活している大先輩がいる。その大先輩(ボス)が新入りに捕まらない方法や、しかし、もし生け作りにされた時のとるべき態度を懇々と聞かせる。ところが、そのボスが・・・・」。 この続きは七海さんの本番でのお楽しみに。

 人生の指針は「哲学」でと思いがちであるが、そうではない。小説や川柳や都都逸、落語、講談に一杯出てくる。「鯛」も途中で笑わせ、最後の落ちでホロリとさせる。伝統文化には私たちを励まし、元気づけるエキスが詰まっている。

 七海さん、”応援してます!!!”