2016年10月28日(金) 20:35
小泉八雲

明治の中期、彼は日本にやってきた。年齢40歳。きっかけの一つが英訳された古事記を読んだこと。彼のペンネーム「八雲」は古事記に謳われた歌からとっていることでも分かる。日本人が祖先を大切にすることに驚いている。「日本人はその肉体が終えると同時に超自然の力を得て、時間空間を超越した霊となって子孫や国家を護るのである」と記している。松江にある彼の記念館には虫籠が展示されている。虫を可愛がりその音(ね)を楽しむのは世界でも日本とギリシャの一部ぐらいだろうと言っている。日本人では書けない日本人論としてこれだけ多くの作品を残してくれたことに感謝する。
(写真はウイキペディアより)