恩智の山道を歩いていると、カタツムリがよたよた細い笹の茎を登っているのに出合った。しばし散策の足が止まる。「この上には何もないのを知らないでのぼっているのだろうか」「(私のように)高いところに登るのが好きなのだろうか」「孤独な空間を探しているのだろうか」「光を求めて登ってきたのだろうか」など考える。やがててっぺんにつくとツノを折って動かなくなった。恩智にて。kobaさん、いつもありがとうございます。