2016年8月12日(金) 0:20
お遍路 高野山奥の院へ

「弘法大師様の食事を運んでいます。道をお開けください」思わず両側に寄り祈りの姿勢となる。大師は今も生きておられるとして信仰の都市高野山は息づく。四国遍路を終えた後はお礼参りと称して高野山を訪れ、納経帳に魂が入る。京都から東高野街道を辿っての高野参り、本日やっと成就。納経所のおじさんも筆を走らせながら「御苦労さまでしたね」とねぎらいの言葉をかけてくれる。1年3カ月かけて徳島霊山寺スタートの遍路旅は、「弘法大師の食事」と言われても事実以上に迫ってくるものがある。