2016年4月10日(日) 20:34
「細胞には生きるという意思がある」

先日畑田塾で畑田出穂教授から「遺伝子と環境」の話を聞いた。最近、記憶や体験が遺伝するという学説が出ており話題を呼んでいるとのこと。親の精進・努力は遺伝的にも子孫に貢献するという今までは完全否定された考え方だ。こんなわくわくする話に触発されて、「私たちはどこから来てどこへ行くのか」森達也「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」村山斉「生物と無生物のあいだ」福岡伸一「細胞の意思」団まりな などの本に目を通している。中でも興味をひいたのは団さんのことば。「生きものは決して分子レベルでは理解できない。生命の最少単位は細胞だ。われわれにできることで細胞にできないことはない。逆に細胞にできないことはわれわれにできるはずがない」団さんは惜しくも2年前に亡くなっている。田舎暮らしが好きだったらしい。(写真は団まりな氏BOOKasahicomより)