2015年7月6日(月) 11:40


一本のケヤキの木をくりぬき作られたストラップ。ある方から戴いたものです。
袖擦り合うも多生の縁。
と言われますが、出逢った時はわずかの時間でも、それを大切に出来るかそうでないかは人それぞれ。
このストラップを下さった方とは、1月のある日に、30分も満たない僅かな時間に、一言挨拶程度に お喋りしただけのご縁の方。ですが、6月のある日、出逢いました。通りすがりの私の名を呼び、「もしかしたら、出会えるかもしれないから持参しました。」と言われ、画像の品物を手渡して下さいました。
不覚にも思い出せなかったのですが、品物を見て思い出し、感激したのは言うまでもありません。
この「幸せの縁結び」は、下さった方の御父様が、出雲大社の参道で『不思議な木工品』として売られていたのを見つけたそうです。ですが高価すぎて手が出せず、その横に作り方の図解があったので、メモして帰宅、そして作っておられていたそうです。そして息子さんのご自身も見よう見まねで作り始めたとのことでした。作られるようになり、私のように僅かな時間を過ごした者にまで、覚えてくださって、どこかで再会出来たときに下さっているのです。とても嬉しく感じ入るご厚意です。

時にご縁を戴いても、通りすがりの縁として軽く考えてしまいますが、「多生の縁」とは前世で結ばれた因縁と言われています。どんなに些細な御縁でも大切に
『幸せのご縁』として繋げていたいものです。