2015年2月22日(日) 12:06
iPS細胞について山中先生から学ぶ

通信教育gaccoで「iPS細胞」について学んだ。以下そのまとめである。
iPS細胞の特徴 
@無限に増殖できる
A体のどの細胞にも分化できる
B胚を使わないので倫理的問題が少ない。
Cこれらの特徴が後に述べる再生医療や創薬研究に生かされる理由である。
再生医療
@細胞を作って移植することで病気を治す。
Aたとえば神経細胞移植によるパーキンソン病治療・血液を作る・Tリンパ球を作るなど。
Bそれも自家移植が可能なため免疫反応を回避できる。
C大量にストックできるので多くの患者に対応しやすい。
創薬研究 
@体に中で起こっていることを外で再現できる
A動物ではなく人間の細胞でテスト出きる。
B大量の細胞を用意できる
C病態の疾患モデルが作れる。
Dスクリーニングで薬の効果を確かめる事が効率的に実施でき過去に見落とした効果の再評価も可能。
E患者一人ひとりに対する個別対応が可能となる。
研究支援
@iPS細胞研究は当然優秀な研究者を多く必要とするが同時に支援者を必要とする。
Aたとえば特許技術者・製品化ステップに伴う倫理的法律的課題対応する方・人材や資金集めそして適切な世論形成のための広報など。
BiPS細胞に関する技術がより多くの方々に広く活用されるためには一部の企業などに独占されない対策や事実に基づく理解や議論が早急に必要。本講座もその一環と言える。
感想 
iPS細胞という今世の中でもっとも熱い話題の一つだけに期待一杯に受講。おかげでその全体像を知ることができた。知ることは同時に行動と結び付いてこそ価値があるという吉田松陰のことば通り、支援金を送った。時代を変えるこの一コマにささやかでも足跡を残したい気持ちがあった。こんな熱い動きが各分野で起こった時日本や世界が変わると思った。お忙しい中このような教材提供をしていただいた多くの方々に感謝する。(写真はウィキペディアより)