2014年8月29日(金) 21:50
隠岐

友人の故郷 隠岐を訪れた。4島からなりその間は船で移動する。火山の火口が島になったとのことで山の形に独特の雰囲気がある。日本海の荒波に浸食された海岸はその岩一つ一つに名前がつく。トカゲ岩、象ケ鼻、よろい岩、赤壁、三郎岩、そして写真に揚げたローソク島。自然を満喫したのは言うまでもないが、一方文化レベルが高いと感じた。社格の高い神社が多くあり全国でも珍しい奈良時代の駅鈴までもが残っている。駅鈴とはこれを持つことで役人が無料で旅ができるシステムである。神社の祭りも神馬を使った勇壮なもので品を感じる。京から流された天皇さまを慰めるためにと島民が始めた行事の一つが牛突き(闘牛)であり今日でも伝統行事として続いている。島育ちの私にとっても初めて出会った漁法があった。サザエを網で捕っているのには驚いた。網に海藻をつけて沈ませておく。1週間から10日、サザエが網に絡まって捕れるのだそうだ。自然と文化の島がこれからも発展して欲しいと願う。ぜひ訪れてほしい。