2014年6月8日(日) 7:49
宝島セミナー「智識寺とその周辺」

6月7日 八尾市生涯学習センターで18年続いている宝島セミナーが開催された。講師は柏原市在住のN氏。当セミナーの名物講師である。氏が長年研究している「智識寺」について多方面からその真相に迫った。
@何処にあったの?いつごろ?
柏原市北部 東高野道沿いに奈良時代から平安時代にかけて
A智識とは?
本来仲間の意味でこの場合寺や仏像を造るため私財や労働力を提供した人々のことを意味する。
B奈良の大仏より古い?
聖武天皇が智識寺で見た大仏に感動して奈良の大仏建立を決意した。
これが有名な「盧舎那仏造顕の詔」(743.10.15)である。よって奈良の大仏より古い。
C誰が建てた?
これが一番難しい。現段階での学説で言うと「この地域の仏教に帰依する智識(仲間)集団」?いずれにしても天皇が詣でるほどのレベルにあったことは間違いない。