2014年4月20日(日) 17:34
生きるとは

周防大島に一つだけあるダム。「屋代ダム」と言います。そこのダム湖で、鯉に餌をやりながら撮影しました。一羽の白鳥と、餌を取り合う鯉たちです。
 激しく水音や水しぶきをあげながら、競争して、餌を取り合っていました。
生きるため、欲するから、一心に餌を求めています。
生きる本能の凄まじさを感じます。

動物的本能、私達は【人間】として命を授かりました。
人間として、動物的本能のままに生きていくか?それとも、自分の感情をコントロールし、少しでも思いやりの心を持ち、他人を大切にしながら生きていくか……。どちらを選択するかは自分次第です。
この画像ではわかりませんが、この集まった鯉たちは、白鳥を、またお互いが、噛み合いながら餌を求めるのです。更に、この白鳥、餌の自動販売機があるのですが、そこを自分の巣にし、人慣れしているのか、餌を買い求める人を待っています。しかも、買い求めた人が、鯉たちに餌をやろうものなら、その人を威嚇し、自分に与えるような意思表示をするのです。
小動物でも、本能となると恐ろしく、侮る事は出来ません。これが動物的本能なのです。
そのような光景を見ると、本能だけで生きていたくない。と、つくづく感じてしまいます。

ダム湖でのひととき、そこには動物的本能で生きていくのではなく、人に思いやりの心を遣う、道徳的本能で生きていくことを教えられたように思います。