2013年9月6日(金) 18:00
我が故郷・上田上村A

「郷土を愛することは、郷土を知ることからはじまる」と言われます。それでは恩師Y先生から頂いた手作り冊子「我が故郷」を参考に、私の郷土である上田上(カミタナカミ村)を訪ねてみましょう。

「豊かに稔る穂波に映えて 高く清らな土の香したい 希望に燃えて朝日はのぼる 今日も明けゆく みどりの園よ ぼくたちみんなの学校 上田上小学校」 これは私が6年間慣れ親しんだ上田上小学校校歌の第一節ですが、我が村の風土が余すところなく述べられています。 わが家から学校(前回に写真を紹介)まで徒歩5分でした。

 四囲を山で囲まれた田上盆地を、地学上では谷底平野と云うのだそうですが、私の故郷はそこにあります。 『日本書紀』『万葉集』に田上の地名が「谷上」あるいは「田上」として見えており、万葉仮名では「タナカミ」と記されている由。本当に静かな農村でした。 拙作「深深と今も鳴いてか故郷の静けき山よ寝間の思い出」から少しは感じていただけるでしょうか?

 いや、それよりももっと古い時代にこの地に人が住んでいたのです。それは約2,000年以上も前のことであり、森遺跡、牧遺跡、桐生遺跡等が昭和48年から平成9年に掛けて次々と発見され、証明されたのです。 凄いでしょう。