先月、ＫＡＮ様よりご紹介戴いた、お遍路「周防大島八十八ヵ所お札所」では毎年４月になると「お接待」と云う行事が開催されます。
周防大島は４地区が一つの町になっているのですが、２地区ごとに開催日を分けて周防大島全体で２回行われます。今年は４月２１日と３０日に開催されました。
画像は第６３番札所の様子です。
お接待の準備は札所のある地区の人々が何日も前から取り掛かります。
お供えのお餅を付き、お接待に振る舞う、おむすびの食材やお菓子などを揃え、お札所の掃除をするなどして、お参りされる方々を、お迎えするのです。
お接待で戴くおむすびは、田舎ならではの素朴なものですが、季節の野菜、ささげを混ぜたものが多く、お漬物も地元で作られたものです。お参りされる多くの方々の楽しみの一つです。
沖家室島（おきかむろじま）には第１３番札所があるのですが、此処では毎年周防大島の郷土料理「茶粥」が振る舞われ、人気の札所の一つとなっています。
年に一度のお接待。地域の人々の楽しみの行事の一つです。