2013年4月4日(木) 1:16
曽我蕭白(そがしょうはく)雲龍図

明治の廃仏毀釈で多くの貴重な歴史的絵画や仏像が散逸されかかった時、フェノロサ、ビゲロー、岡倉天心等の努力で海外への流出という形をとって護られた。それらの作品が「ボストン美術館 日本美術の至宝」として里帰りし大阪市立美術館で開催されている。多くの作品の中で印象に残ったのはもちろん蕭白の雲龍図であるが、物語のある吉備大臣入唐(きびだいじんにっとう)絵巻も音声ガイドの助けを借りて楽しめた。また墨絵が多い中で伊藤若冲の鸚鵡(オウム)図はひときわ目を引いた。昔の日本人の気骨を感じ圧倒された。6/16まで開催予定。