2012年8月1日(水) 20:09
家族・祖国を護る為に

広島は来週の月曜日に「原爆記念日」を迎えます。惨劇の歴史を繰り返してはなりません。平和への想いを募らせることも大切です。

 今日『到知 8月号』を読んでいましたら、鹿屋特別攻撃基地に少年兵として任務に当たられていた人の記事がありました。沖縄戦に向けての神風特別攻撃隊の飛行機の整備兵として働かれていました。

 生きては帰れぬことが分かっている出撃の2、3時間前であっても、一生懸命に英文法や微分・積分の数学の勉強に勤しんでいる学徒兵が少なからずいたそうです。私はこの事実にとても感銘を受けました。おそらく、過去の勉強の思い出、学校での学びの思い出をかみしめながら、参考書をひもといていたのではないでしょうか?

 当時、生きて帰れぬことが分かっていながら、家族のため、祖国の為に出撃していかれた英霊たちに想いをはせることも、大切な平和教育の一つであると思っています。原爆の被害に想いをはせることも大切です。当時、なぜ多くの若き兵士たちが自らの意思で特攻を志願したのか、ここに想いをはせることも大切であると思っています。

 非道な戦争を繰り返してはなりません。惨劇を繰り返してはなりません。その為にも、多角的に重層的に思考することが重要です。