歌川広重の描いた宝永火口の浮世絵です。江戸時代の宝永期に富士山が噴火した際の火口の絵です。
富士山の大噴火の前に、宝永の大地震、大津波が発生し、二万人を超える死者・犠牲者が出たそうです。大きな被害が出たそうです。
しかし、宝永地震の後、江戸の世は社会の質的転換を目指し「身の丈に合った豊かさ」を追求するようになったそうです。
現代は「欲望の豊かさ」を追い求める風潮があります。
東京大学の地震研究所が昨日、七年以内に直下型の巨大地震が首都圏を襲う可能性が極めて高いことを発表していました。とても心配なことです。
近いうちに東南海地震や富士山の噴火の可能性も十分にあります。杞憂するのではなく十分な備えはしておく必要があります。
東日本大震災の被害・犠牲に心を痛めながらも、「身の丈に合った豊かさ」について、今一度再考してみることも大切であると思っています。