昨日の産経新聞に、元外交官の岡崎久彦氏が、陸奥宗光と伊藤博文の両氏の力を高評価している記事がありました。

　陸奥宗光はカミソリ大臣と呼ばれ、外務大臣の時に不平等条約を結んでいた１５カ国全てとの間で、条約改正（治外法権の撤廃）を成し遂げています。

　伊藤博文との間だけではなく、坂本龍馬や幕末の有名人、明治の有名人とのさまざまなエピソードのある人物です。後妻の陸奥亮子（鹿鳴館の華と呼ばれた女性の一人）の美貌写真も残っていますが、陸奥宗光はとても器の大きい、そして深い人物です。

　暗殺や外国との戦争の危機に日々接していた陸奥宗光にとって、毎日が命がけの生活だったのでしょう。陸奥宗光も、現代にはなかなか存在しないタイプの逸材です。偉人に学ぶ点がたくさんあります。