2012年1月15日(日) 8:14
八尾の偉人に是非

八尾市南小阪合町に住まれていた樋口三郎という作家をご存じだろうか。『蓮の糸』『俊コ観照』『鬼の舌』『化石の森』『正儀ひとり』と書かれたそうだが、代表作は『実記天誅組始末』に尽きる。樋口沂水の名で郷土研究『河内文化』(河内史談会)にも寄稿され、連載の『天誅組始末記 南山燃ゆるとき』が昭和48年に『実記天誅組始末』(新人物往来社)として世に出た。現在も御息女が同町内に住まわれています。墓所は三重県上野市に在ります。天誅組の貴重な秘話をこれでもかという量で書かれた逸品。図書館で是非お読みください。八尾の偉大な作家として後世になんとか名を残してあげたいものです。