2011年11月16日(水) 9:50
草津温泉と善光寺参りA

「牛に引かれて善光寺参り」の故事はあまりにも有名だが、今回「遠くとも一度は参れ(詣でよ)善光寺」があるのは初めて知った。嬉しい事にそれが今回実行できたのである。一行10人中9人が初めての善光寺であった。

翌朝草津温泉Sホテルを9時に出発したマイクロバスは昨日と逆の道を進む。途中リンゴ園に立ち寄り美味しいリンゴを土産とし、2時間半後に善光寺着。

仏教が諸宗派に分かれる以前の皇極3(644)年に建立の善光寺は無宗派である。山内にある、天台宗の「大勧進」(住職は天台宗の禅僧)の25院と、浄土宗の「大本願」(尼寺で住職は善光寺上人=現在は鷹司家出身)の14坊によって護持・運営されている。本田善光が仏像を信濃に持ち帰り、本田善光の家がお寺として創建された。本尊の一光三尊阿弥陀如来は654年に秘仏となり何人たりとも直接姿を拝することは出来なくなった。

早速14坊の一つE坊の係りの方の案内で、本堂の床下の真っ暗(こんな暗黒は初めてなり)な通路を通り、本尊の阿弥陀如来が安置されている「瑠璃壇」という小部屋の真下にあるとされる「極楽浄土への錠前」に触れる「戒壇巡り」に行く。私も触ることが出来たので、嬉しい事に極楽へ行ける? その後E坊で精進料理を頂く。これが何とも口に優しい。 無事に草津市に帰着したのは午後8時なり。 茲で質問、「牛に引かれて」の牛は何処にいるかご存知ですか? ヒントは写真にあり。