2011年7月20日(水) 22:39
島の月・島の島

月が昇りました。西の空では夕焼けが空をあかく染め、東の空では月があたたかい色で輝き、波間にやわらかい一本の光のすじを映し出してくれました。美しい光景です。日本人はその昔、ロウソクのやわらかい光で夜を過ごしていましたが、月明かりは大きなロウソクの役目をしていたのかもしれません。昼間の真夏の太陽の輝きとはうってかわり、柔らかく優しい月の輝き。照明の明るさに慣れ親しんでいる日々ですが、時には月明かりだけを楽しむのも風情があります。周防大島も橋で本州と繋がっているのですが、画像右手が沖家室島(おきかむろじま)左手が周防大島で、沖家室島も橋で繋がってます。釣り人には有名な島です。周防大島に近隣する島々は沢山あります。その中の一つです。この島にもここにしかない生活があり、その生活に即した考え方、文化があります。周防大島という一つの地域の中で、島として存在するから独特の文化が成立する。面白いものです。最近では高齢化も進み人口も減少しているようですが、この島の文化は大切にされているようです。島の中の島。響きのある言葉です。