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 日本とドイツ  ikekazu  2021年8月15日(日) 5:45
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 日本とドイツは歴史的にも付き合いが古く、国民性が似ている事、又同じく先の大戦の敗戦国であることからよく比較されます。国民性:日本人とドイツ人は真面目で自己主張が少ない。個人よりも組織を重んじる。昔からドイツでは自己主張が少なく勤勉で几帳面なのが美徳。電車の時刻の正確さも類似。先の大戦では両国とも大敗したが、共に見事に立ち直り、かつて世界のGDPの2,3位を占めていた事もある。

 しかし勿論違う点もある。・隣国との関係が良好である(ドイツ)・険悪である(日本)・政権が比較的安定している(ドイツ)・政権与党は安定しているが内閣が不安定である?(日本)。これが本日のテ−マ。

 ドイツ、1949年9月アデナウア元首相が戦後復興の期待を担って首相に着いてから、今年の秋退陣予定のメレケル女性首相(在位16年間)まで首相の数は僅か8人。一人当たりの在位平均9.1年である。片や1946年5月吉田茂が組閣してから現在の菅首相迄実に32人の首相が政権を担ってきた。一人当たりの在任期間は2.3年の短命。実に1/4である。

 どこからこの差は出てきたのであろうか。メレケルさんは物理学の博士号を持つ。学者らしく丁寧な説明を果たされて、若し自分が誤っていた場合、率直に謝る勇気を持っておられる様だ。彼女には多くの政治家が持つ虚栄心がない。だから失敗にも謝れる強さがあるのだそうだ。コロナ禍での東京五輪開催にしてもメレケルさんならどのように説得されていたかを想像するのは楽しい。

 紫式部は何を伝えたかったのか31回  ikekazu  2021年8月14日(土) 9:40
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「玉鬘その四」 十帖にもわたる「玉鬘」。何故それほどに??? 玉鬘は、「竹取物語」におけるかぐや姫の様な存在なのである。光源氏は玉鬘の「父」であるとの間違った(嘘の)情報で、六条院を舞台にかぐや姫さながらに「求婚譚」が展開していくのです。柏木、蛍兵部卿、髭黒右大将、そして多くの公達からわんさと恋文が送られてくる。しかしそれも終局を迎える事になりました。

 意外も意外、玉鬘は髭黒右大将(最も嫌っていた相手)と結ばれてしまった。どうやら女房の弁の君が手引きしてこの様な結果になったようです。玉鬘は数日がが経ってもうちとけて心を開く様子はなく、心外な事で、辛い運命だと、いつまでも思い詰めています。光源氏(養父)はやむなく婚儀をきちんと行い、内大臣(実父)も感謝します。玉鬘は予定通り尚侍(働く女性にとって最高の地位)として出仕しました。髭黒右大将家では大問題が起こりますが省きます。紫式部お得意のどんでん返しです。

 玉鬘は当初、その宿命を嘆いていましたが、夫を持ち乍ら宮中で働き、恋する男の視線を集め続けて、やがて、自分を大切にしてくれる髭黒右大将と共に、子沢山の「家族」を築いて行くことになります。玉鬘は幸せだったでしょうか?

 以上で14人ほどの姫君の紹介(宇治十帖に登場の大君、中の君を覗く)を駆け足で紹介しました。次回からはまとめと私の感想を述べてみたいと思います。興味のある方はちらっと見て下さい。興味がなければ無視して下さい。

 金メダル  ikekazu  2021年8月13日(金) 9:01
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 最初に御断りしておきます。@この原稿は東京五輪の最終記録を参考にしている。Aどこかの市長が、表敬訪問した金メダリストのメダルを齧ったことについては、意見を述べません。理由はもう「論外」だからです。

 81年前、戦時中で中止となった前々回の東京五輪は、生まれたばかりで何もわからなかった私。昭和39年の東京大会は、戦後復興の足掛かりの大会。私も若く国もある意味青春だった。では、今回の大会は後世何と評されることでしようか。矢張り「コロナ東京五輪」でしょうか。

 コロナ禍と猛暑の中で開催された今大会も去る8日終幕を迎えました。そこで、感想を述べたいと思います。テ−マは「金メダル」。新聞に依れば「金メダル」の数は340個、上位10カ国で213個(62%)です。金メダルの数が1個という国が22カ国(その中、銀も銅もなく、金1個だけが3カ国)。

 メダルを獲得したアスリ−トの数だけその思い出があり、千差万別であって当然。その思いは余人をもって代えがたしと言えましょう。「どの金メダルに値打ちがあり・・・」なんて有りない話ですが、敢えて私に、独断と偏見を許して頂けるなら・・・。

 メダルの数が国として1個だけで、しかもそれが「金」だけという、バミュ−ダ、モロッコ、プエルトリコの金メダルの値打ちはどうでしょうか、もう最高とは言えないでしょうか。私は39個も金メダルを獲得した米国の金メダルよりもはるかに素晴らしい金メダルではと思うのですが。お疲れさまでした。

 紫式部は何を伝えたかったのか30回  ikekazu  2021年8月12日(木) 9:19
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(解説)「玉鬘」から「真木柱」までの十帖は「玉鬘十帖」と呼ばれ、親子、結婚問題をはらみつつ、光源氏と内大臣(頭の中将)の政治的攻防も描かれている面白い巻である。10帖にも亘って出てくる姫君はいない。(でも何故か現在の読者の人気はいま一つ?)

「玉鬘その三」 玉鬘は光源氏の横恋慕をとんでもないことだと思っているものの、あまり木で鼻を括った様な対応も出来ない。それは人並み以上の苦労をしてきて、世の中の義理やからくりが分かっているせいもあった。源氏はたまらなく、いっそう玉鬘への思いがつのるのだった。その一方、玉鬘が自分の娘であると安心して、言い寄ってくる男の様子をみてみようとの悪戯ッ気も併せ持っている。

 そんな中の「美しい場面」を紹介しよう。源氏が玉鬘の女房に書かせた色よい返事に、蛍兵部卿の宮は有頂天になって、今宵こそはと、いそいそと訪ねてきた。源氏は玉鬘が奥に引き込んでいる所へ行き、「それではあんまり失礼だから、もっと近くへ出て、取次ではなく、自分で返事位はしてあげなさい」などと言い、玉鬘がしぶしぶ几帳の陰迄出て寄り臥していると、いきなり几帳の一枚を上げて、そこからさっと光るものを差し入れた。

 それは源氏が夕方から蛍を沢山集めて、薄絹で包んでおいたものを、いきなりパッと放ったのだった。玉鬘の横顔は蛍の光にほの見えて、この上なく美しい。「なく声もきこえぬ虫の思ひだに 人の消つにはきゆるものかは」(蛍宮)「こゑはせで身をのみこがす蛍こそ いふより勝る思ひなるらめ」(玉鬘)

 箸休めB  ikekazu  2021年8月11日(水) 14:33
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「残暑お見舞い申し上げます」
立秋が過ぎたとは言え、連日35度前後の暑さが続いていますが、皆様お元気でお過ごしでしようか。もう何回目か忘れる位、大阪には緊急事態宣言が発令中です。でも物事には必ず終わりがある筈、諦めることなく日々を過ごしたいものです。

 さて外出自粛の日々が続きますが、全然辛くありません。私には、『源氏物語』があり、半年以上楽しんでいます。54帖あるのですが、どこを読んでも、どこから読んでも面白く、勉強になり楽しいです。飽きることがありません。時間があれば開いています。

『源氏物語』は純文学であるとは寂聴さんの説ですが、千年前の物語が、日本だけでなく世界で読まれている事を知る時、感動に満たされます。今年も芥川賞が出ましたが、平成、令和の芥川賞作品が千年後にも果たして読まれているかを考えた時、紫式部の偉大さ、『源氏物語』の魅力にひれ伏さずにはおられません。

 紫式部は光源氏の口を借りて、「物語とは」を玉鬘に語っています。源氏「物語なんて、嘘の作り事を言い慣れた口からの出まかせだろうという気がするけど、そうではないの」。玉鬘「いつも嘘の作り事ばかりしている人ならそうとるでしょう、でも、私には本当の事としか思えません」と反論。源氏「不躾なことを言ってしまったね。物語とは神代から世にある事を記しておいたものだという。日本紀などはほんの一面に過ぎないね。物語にこそ、政道に役立つことが、詳しく書いてあるだろう」と言って笑い、物語を格別大切なもののように説明するのでした。

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