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 見方を変えれば  ikekazu  2021年8月30日(月) 17:02
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 今世の中を席巻しているのは、@コロナ感染。ASDGsではないでしょうか。

「ジャパン・アズ・ナンバワン」と持て囃され、浮かれている間にバブルが弾け、失われた30年に突入。安倍政権が掲げた「デフレからの脱却」も未完成のまま。2020年の世界競争力ランキングでは、日本は34位と、中国20位、韓国23位の後塵を拝している。ちなみに冒頭の本の著者エズラ・ブォ−ゲル博士は昨年12月に鬼籍に入られました。90歳。

 経済思想家・斎藤幸平氏によれば、・無限の成長を追い求めて、地球資源の収奪を繰り返す資本主義こそが、気候危機をもたらす元凶である。・本当の(地球規模での)持続可能性を目指すのであれば、自分たちの生活スタイルを変え、階級格差そのものを無くして行かなければならない、と指摘されています。

 資本主義を簡単に言えば、@儲け主義(株主一番) A経済成長 B@Aのため効率化 C飽くなき競争 と言う事になるのだろう。その為に私達は快適、便利を手に入れた訳であるが、反面地球の温暖化、天然資源の収奪、格差をもたらしてしまった。(今年8月の長雨も地球の大粒の涙のように思える)。

 斎藤さんの意見を見て、私が気づいたのは、日本が「失われた30年」を続けているのは、ひょっとして上記@ABCという資本主義の悪弊を排して地球を守るための、新しいタイプの国家経営の大実験を、世界で先駆けてやっているのではなかろか と言う事である。(これって飛躍し過ぎ、否、私の切なる願望です)。

 「源氏物語」の思い出F  ikekazu  2021年8月29日(日) 15:45
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出家、その二(藤壺中宮)
 母・桐壺更衣にそっくりの藤壺女御(中宮)を求め続けた光源氏。二人の間に不義の子(後の冷泉帝)誕生。藤壺は、源氏のその後の執拗で熱烈な求愛に困り、それから逃れられる方法として考え出したのが出家であった。桐壺院の1周忌に藤壺(29歳)は「法華八講」を主催する。その4日目・結願の法会の最後に、出家することをいきなり参会の人々に発表した。源氏は驚愕するも、しかし騒げば、二人の関係を勘ぐられることになるので耐えている。その時の様子を紫式部は「御髪(みくし)おろしたまふほどに、宮の内ゆすりて、ゆゆしう泣きみちたり」と描写している。

 二人の仲について、藤壺がしみじみと思いだしている個所を、円地文子訳で紹介したい(19帖「薄雲」より) ”あの若い日に、藤壺の御簾や几帳に紛れ乍ら何ごころもなく自分にまつわって来た世にも麗しい皇子・・・天つ空から仮に降り下がってきた天童のように光り満ち、匂い満ちて清浄無垢に輝いていたあの少年は、いつか物思いのおびただしすぎる若人の姿に変わって、ある時は枝を露に勁められた桜の花群のような悩ましさに頸を重ならせ、ある時は精悍な隼のようにまっしぐらにねらい撃つ勁さ烈しさの悲しみに怯えて、羽ぶるい乍ら自分を捕え、揺すぶり、二つを一つにして見知らぬ境に連れ去って行った、二人はたしかに一つのものに変わって、幻の世界にいた、でも私はただ一言も、あの人に言葉で許すとは言っていない。”

 少し長くなったが、二人の関係が余すところなく写し出されているので引用しました。

 果たしてどちら?  ikekazu  2021年8月28日(土) 10:01
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 大敗を喫した先の大戦の始まる前に生まれ、コロナ禍という100年に一度の感染症が地球を覆っていて先の見通せないカオスの中で、一生を終えそうな私(余命を言われた訳ではありませんが、そろそろかなと)。私の人生の最初と最後が途轍もなく大きな変革の時期に重なろうとしています。

 さて、「教育」とは、広辞苑によれば、教え育てる事。人を教えて知能をつけること。人間に他から意図をもって働き掛け望ましい姿に変化させ、価値を実現する活動とある。

 教育のこととなると先ず頭に浮かんでくるのが、会津の「什の掟」です。二つ三つ上げてみます。一、年長者のいうことに背いてはなりませぬ。一、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ 一、虚言をいふことはなりませぬ 一、卑怯な振舞いをしてはなりませぬ −中略− ならぬことはならぬものです。

 全て「なりませぬ」で終わり、更に最後に「ならぬことはならぬものです」と強く念を押している。飽くまで年長者が年少者に命令していることになります。では、今の教育はどうなっているのでしょうか。現場に明るくないので、以下は想像ですが、「問題(課題)を提起して、皆で議論を交わして、(皆で)結論をまとめましょう」になるのでは? どちらが良いのでしょうか。ある方に言わせれば、良いことは押し付けなければ身に付かないとなり、 別の方は「押し付けは好ましくない、自主的でなければ身に付かないと言います。

 果たしてどちらが正しいのか、どちらも間違っているのか、それとも両方とも一理あるのでしょうか。

 臍を噛む  ikekazu  2021年8月27日(金) 16:22
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 ブッシュ〈子)、オバマ、トランプ、バイデンの歴代大統領は今「臍を噛む」思いだろう。何しろ、20年間、110兆円の軍事費(年5兆円強=日本の年間防衛費)を費やし、アフガンでの民主国家樹立を支援してきた。並々ならぬ援助である。しかし、バイデン大統領が米軍の完全撤退をこの8月と決めてから、僅か10日余りでタリバンがカブ−ル以外の州を制圧。現職の大統領が海外へ脱出。30万人いると言われた政府軍・警察は全く戦う意思を見せなかった(良かれ悪しかれ)。一挙に20年前に戻った。何と「覆水盆に返った?」のだ。米国民も、「この20年間は一体何だったろうか」の心境ではあるまいか。何の為に膨大な予算と大切な米兵の命を犠牲にしたことかと。

 今回の動きはひとつの記憶を甦らせた。20年前の9月1日、米国で同時多発テロが勃発。直後から、米国は終わり無き「対テロ戦争に」突入して行く。僅か3日後の14日に、米議会は同時多発テロに関係した「国家、組織、人物」に対し、大統領が「必要かつ適切な有形力」を使う事を認める決議(AUME)=大統領への「武力行使」の白紙委任を上院で98対0、下院で420対1で採択したのだった。

 下院での反対1の勇気ある行動を取ったのがバ−バラ・リ−下院議員だった。議場でリ−氏は「軍事行動によって更なるテロを防ぐことはできない」と語り、反対の1票を投じたのだった。この度の結果を見れば、彼女の当時の行動は正しかったことになる。そして得た教訓は、@多数決は必ず正しいと言えない事。A同じ轍を踏んでしまった(前回はベトナム)。B後悔先に立たず ではなかろうか。

 「源氏物語」の思い出E  ikekazu  2021年8月26日(木) 10:52
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 平安貴族社会は出家希望者が多い。特に源氏物語に於いておや。結構ストレスの多い社会だったようだ。「出家とは生きながら死ぬということ。これは「源氏物語」の翻訳者であり、自ら出家の道を選ばれた、瀬戸内寂聴尼の言葉である。

 動機は、大きく三つに分けられると言う。@何らかのできごとをきっかけに、生きる意欲をなくした、A家族など大切な人を喪った。B病を得たり年老いたりして、死を身近かなものと感じて。(山本淳子)

(実話)醍醐天皇が挙げられよう。醍醐天皇は、菅原道真を筑紫に左遷したのだが、道真の死後怨霊に悩まされ、更に清涼殿落雷の衝撃で体調を崩し、遂に譲位、出家した。だが、天皇は落飾後程なく崩御する。

(源氏物語)朱雀院は光源氏の異母兄。桐壺帝と弘徽殿女御との第一皇子。42歳の頃、病がちになり、出家を志すようになる。が13,4歳の愛娘・女三の宮の将来を案じている。出家後の朱雀院が、光源氏(41歳)に三の宮を貰ってくれないかと打診。源氏承諾。しかし、朱雀院は、結婚後の源氏が女三の宮を大事にしていないとの噂を聞く。その後三の宮(21,2歳)と柏木との密通が発生、薫が生まれる。三の宮は薫を大事にしない源氏に失望し、出家を願う。源氏は大反対したが、父・朱雀院は娘の願いを聞き入れ、三の宮を得度させる。

 父・朱雀院と娘・三の宮が親子で出家してしまうという珍しいケ−スです。動機は、父は上記Bとなり、娘・三の宮は上記Aとなるのでしようか。

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